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医学生 船橋二和病院 初期研修

本日の研修医「8月の救急外来症例カンファレンス」

本日の研修医「救急外来症例カンファレンス」

船橋二和病院では毎週月曜日の夕方に、研修医をはじめとする若手医師を中心に救急症例のカンファレンスを開催しています。

救急外来に対する研修医の不安に応えようと、気になった患者さんや特徴的な患者さんの対応を振り返りながら、鑑別診断を行い、教訓などを共有します。

8月の「救急外来カンファレンス」の様子です。

本日の研修医「救急外来症例カンファレンス」

① 吐き気と心窩部痛を主訴に来院された患者様

結果的には画像診断も振り返り総胆管結石が見つかりました。

② 約2ヶ月続く下痢と間欠的な腹痛で来院された70代男性
後期研修医の石川先生が診察された患者さん。食欲もあり、体重の変化無しとのことで最初は重症感を感じていませんでしたが・・・。吐き気と強い不安という訴えもありました。

 腹部は全体的に丸く膨れていて、鼓音と右全体に圧痛がありました。腹部刺激兆候は無く、腹部の手術歴は無い方です。

ここまでで、研修医から出された鑑別診断は「潰瘍性大腸炎」「過敏性腸症候群」「胆嚢結石」「イレウス」「腸結核」「大腸癌」「慢性膵炎」「膵がん」「胆管がん」などなど

エコー、CT検査の血管は、回盲部がんの診断。腹部エコーでは、壁の厚さで大腸か小腸か分かるという説明も

その後、石川先生お手製の資料で「腸閉塞」について、確認しました。

・腸閉塞患者の50%に手術歴があること

・随伴症状として、便秘や嘔吐の可能性が上がり、吐き気や食欲低下が無ければ可能性が下がること

・単純性腸閉塞と麻痺性腸閉塞の原因を調べることが大切で、麻痺性のものは進行が早く、

救急外来では、造影CTが必要なこと

・腹部レントゲンと腹部エコー検査を行うことで、ほとんどの腸閉塞は診断が付くこと

などを学習しました。

「今回の症例は、食欲低下が無い特異的なケースだったのではないか」という感想と、併せて、身体所見に現れないことも3割くらいあるようで、身体所見はあてにならないケースもある、とのお話でした。

 

 このように、それぞれの経験した症例を振り返りながら、救急外来で気を付けることを毎週学んでいます。若手の先生も多く参加するので、情報交換や近況報告の機会にもなっています。

 

医学生の方の参加も勿論可能ですので、ご興味のある方はご参加を検討してみてはいかがですか?

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