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船橋二和病院 初期研修 医学生 田口先生

心に残った患者さん発表~内科研修まとめ発表~

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~今日の研修医~内科研修のまとめ発表

内科研修を終えた田口先生の、「心に残った患者さん発表会」が開催されました。

 

田口先生が気になった患者さんは50代の男性で、食思不振から脱水症で・胸椎圧迫骨折で入院になった方です。入院後の所見から、脱水症・胸椎圧迫骨折に加え、汎血球減少・葉酸欠乏・肝機能障害も見られプロブレムリストを作成しました。

 

それぞれのプロブレムを、スタッフとも協力をしながら解決をすすめました。その中で、セラピストが本人から聞いた「意識消失が数年前にあった」という報告から、原因の精査も行うといった多職種間連携の報告もありました。

患者さんはADLも改善し、無事にご自宅に退院となりました。

~今日の研修医~内科研修のまとめ発表

症例を通して、田口先生は疾患を多く同時に解決していくことや、入院当初低下したADLを改善し自宅退院が可能になったことにやりがいを感じていました。

また、患者さんとはひと月病棟で接していたため、本人と仲良くお話ができたことも心に残ったポイントでした。

 

さて、報告を終えて会場のスタッフからの反応です。

 

病棟の看護師からは「何度も説明が必要な患者さんに、粘り強く説明を繰り返していた姿が印象的」だったことが話されました。発表では「仲良く話せた」といっていましたが、そうなるまでの積み重ねもスタッフはしっかり見ていましたね。

また「田口先生とスタッフの連携がとりやすく、これからも私たちの病棟で働いてほしい」と後期以降のお誘いを受けていました。

 

指導医の平野医師からは「報告の方は疾患の複雑さがあった。今後は病気への学びに加え、退院後の対応も考えてもらうことも期待しています。」と激励も。

 

最後に研修委員長の大前医師からは「医師は医学的な学びにもやりがいを感じるが、田口先生が患者さんの病気や生活の改善にもやりがいに感じてもらえた。自分もそう思っているので、心が通じたと感じとてもうれしかった」と感想を述べられました。

会場も温かい拍手に包まれ、発表も終了しました。

田口先生、次は外科研修頑張ってください。

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