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“Welcome Fest” みんな合格おめでとう!

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少人数でも大盛り上がり!


3月1日(土)に新医療・介護学生向けのWelcome Festを開催しました。
とてもいい天気で、気持ちのいい日に合格を祝うことができて嬉しかったです。

医学生2名、看護学生2名、介護学生1名の計5名が参加してくれました。
みんなで同じテーブルに座り、学生同士や医師と楽しく交流する機会になりました。
カンファレンスだけでなく、レクリエーションで交流したり、奨学生活動の紹介をしたりとあっという間の2時間でした。

4チームに分かれてストロータワーに挑戦しました ↓

少人数でも大盛り上がり!

何が問題だと思う?

※症例については、個人が特定されないよう配慮しています 

初期研修2年目医師が、初期研修が始まって数か月が終わろうとした頃に出会った症例をもとに講演してくれました。
患者さんの主訴や現病歴、話してみての印象など話され、「何が問題だと考えますか? その問題に対して何をしますか?」と学生たちに投げかけました。

学生たちは、病気についてだけでなく、その患者さんの性格や生活についてなど幅広く意見を出していました。これに対して、講演医師は「すでに答えを知っているのかって思うくらいすごい!」と笑っていました。
何が問題だと思う?

君たちが医師ならどうしてあげたい?

入院中の経過では、疾患としての治療はほぼ終了。
でも退院後は独居で、歩行も心配。施設に入れるといいが、本人は「寝たきりになるまで自宅にいたい!」と。
そこで、再度学生たちに「退院に向けて何が必要? 君たちが医師ならどうしてあげたい?」と投げかけられました。

講演医師からは、多職種と連携して、患者さんの望む自宅退院の可能性を探ったこと、上級医から「医師からみた患者さんの幸せと本人からみた幸せ、どっちが大事だ?」という言葉が心に残っていることが話されました。

医師一人では何もできないこと、患者さんそれぞれの想いがあることなど、この症例で得たたくさんの学びを最後に学生たちに伝えてくれ、カンファレンスは無事に終わりました。
君たちが医師ならどうしてあげたい?

参加者の声

「相手のことをまず理解しないと、その方に対しての支援が難しいので、最初は理解することが大事だと感じました」
→病気だけでなく、人を診ることの大切さを感じてもらえて嬉しいです。

「家に帰るためには、様々なことを考え、多職種の人と連携することが重要だと知れました」
→退院後もその人らしく生活するためには、多職種の力は大切ですよね。

「先輩に詳しく質問をすることができたので、今後生かしていきたいです」
→やっぱり先輩学生からのアドバイスは、とても身近でいいですね。

「普段は看護の視点から物事を考えることが多くあったが、医師視点、医師を目指す方々の視点を知れてよかった」
→専門領域の異なる人の考え方って、新鮮ですよね。

「非常に満足、自分の価値観や世界がひろがった」
→今回の企画が、今後の学生生活の糧に少しでもなれていたら嬉しいです。

また次回お会いしましょう!

今回もとてもいい会になりました。
私たち職員も、学生たちのレベルの高さにびっくりしています。こちらもとても勉強になりました。

また次の春(例年は夏も!)に医療系学生で集まる企画を開催すると思いますので、参加をお待ちしています!
本ホームページ上の高校生向け通信(医学生のたまご_3月号)でも紹介していますので、ぜひ見に来てください。

改めて、参加してくれた学生のみなさん、ありがとうございました!!!

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