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講演会「迫る気候危機~私たちはこの問題にどう向き合うべきか~」を開催しました!

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私たちの未来に関わる気候危機について学ぶ

6月4日に千葉民医連主催の新歓講演イベント「迫る気候危機」を開催しました。

近年話題のSDGsにも大きく関わっている気候変動問題。今回はNPO団体「Climate Integrate」代表理事の平田仁子さんを講師にお招きし、ご講演と参加者によるディスカッションを行いました。医学生3名に加えて、船橋二和病院から医師3名の参加もありました。

平田さんのご講演に先立ち、今回共に企画作りと事前学習を重ねてきた医学生Oさんから学生発表をしてもらいました。OさんはSDGsの多くの項目が気候変動と関わってくることや、気温上昇により感染症が拡大してしまうリスク等を紹介し、今企画の学習目標を挙げてくれました。

平田さんのご講演は、世界的な“気候危機”と言われる状況にあっての国際的な取り組み、それに対する日本の取り組みの不十分さ、私たちはこの地球規模の問題に対し何をしていくべきか等、わかりやすくお話しいただきました。

「温暖化によって生じる疾患や生活の変化を意識できる医療者に」

グループディスカッションの中では

「気候変動が『人間の活動によるもの』ということが明確なのが視覚的にもわかりやすかった」

「環境問題の取り組みが日本は遅い。その上さらに石炭火力に頼ろうとしているのはなぜか?」等の意見がありました。

また、医療者としてどのようにこの問題に向き合うかという視点では、

「医療機関で具体的にどのようにエネルギーが使われているかがわからないが、一個人としてエネルギー問題について周囲と協力して情報を伝え合う、環境に関心を持つことから始めるしかない」

「院内で環境について考える会議があってもよいと思う。温暖化によって新たに生じる疾患や患者の生活の変化に繋がることを意識できる医療者になりたいと思った」

といった意見がありました。

気候変動は地球上すべての人々に関係する問題ですが、とりわけ命と健康を守る、発病を予防するという点から医療者にとっても重要な問題と言えます。人々が生命を脅かされることなく生活できる環境を守るためにも、私たちに出来ることを考え、アクションしていく必要があると考えさせられるご講演でした。

「温暖化によって生じる疾患や生活の変化を意識できる医療者に」

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