本日の研修医
「心に残った患者さん報告会」
~一緒に自宅へ外出をした終末期の患者さん~
佐久間先生(初期研修1年目)の症例報告会です。
会場は、共同組織(健康友の会)の方、医師、看護師、リハスタッフ、事務職員など40名を超える参加者で埋め尽くされていました。
本日の研修医
「心に残った患者さん報告会」
~一緒に自宅へ外出をした終末期の患者さん~
佐久間先生(初期研修1年目)の症例報告会です。
会場は、共同組織(健康友の会)の方、医師、看護師、リハスタッフ、事務職員など40名を超える参加者で埋め尽くされていました。
さてここからが発表内容
原因不明の汎血球減少症の患者様が肺炎後のリハビリテーションのため当院に転院されて来ました。
治療・リハビリの結果、身体的には在宅退院可能となり、本人の希望も強いため、早期退院の方針でした。その後の病状説明で、奥さんから「主人の今後が不安であり、急変の相談窓口が無いと自宅退院は出来ない」との相談を受け、ベッドと訪問看護の導入など他院調整を行い、退院を急ぐ方向になりました。
ところが・・・
他院調整中に嘔吐があり、頭部CTで血腫や腫瘍、脳出血があり、その後、低酸素血症などの症状もあり、本人から余命の話が。余命については、本人・家族に2週間~1ヶ月と伝えたところ、外出の希望があり佐久間先生も一緒に外出することになりました。
外出中は、「外は気持ちが良いね」「このまま死ねたら幸せなのに」と、すごく穏やかで良い笑顔に。
暫くして、患者さんは亡くなられてしましいましたが、ご家族から指導医の宮原先生に「向き合ってくれた病院は無かった。とても感謝しているのでお礼がしたい」と直接感謝の言葉をいただいたようです。
佐久間先生からは
「この笑顔を伝えたくて、この症例を選びました」「希望が叶った時の本人・家族の表情が忘れられない」「終末期の患者さんの対応の難しさを感じた」
内科研修を通して「看護師さんの存在の大きさ・リハビリスタッフのアドバイスの重要性を感じた」「急性期から慢性期、在宅までを一連で経験出来た」「簡単な事象であれば、マネジメントの自信がついた」との佐久間先生のまとめが出されました。
佐久間先生、内科研修お疲れ様でした。
引き続き次の科での研修頑張って下さい\(^_^)/
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