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船橋二和病院 初期研修 医学生

本日の初期研修医「内科研修、中間振り返り」予後の告知や急変対応の巻

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研修医が経験した重大な出来事を振り返り、少数グループでディスカッションしました

内科導入期研修も2ヶ月が経過し、研修医カンファレンスの時間に、SEAシートを使用して振り返りを行いました。

SEA とははSignificant Event Analysis の略で、重大で特に『心』を揺さぶられた出来事を選んで振り返りをする手法です。

研修医が経験した重大な出来事を振り返り、少数グループでディスカッションしました

それぞれの研修医が経験した重大な出来事を振り返り、少数グループでディスカッションして今後の質改善につなげていく目的です。

研修医からは、病状説明や予後の告知が難しかった症例や、思いも寄らない病状急変に対応したケースを振り返り、「告知は難しかったが、認知症の進行した配偶者にも病状が深刻な事を認識してもらうことができ、家族で静かな時間を送ることができる結果になった」など、前向きに捉える報告もありました。

指導医からは、「現在は、告知を行うことが常識だが何を目的に告知を行うのかが大事で、残された時間をどのように過ごすのかなど、少しでも前向きに考えられるようなサポートが最も難しい」「患者さんに寄り添う事を重視しているが、急変時には冷静に対応できる距離感も必要で、場数を経験するとじょじょに出来ようになるから大丈夫」とのアドバイスがありました。

この日は、「脳梗塞について」のプライマリ講義や、シミュレーターを用いて消化器内科医からの内視鏡レクチャーなど手技の練習もあり、盛りだくさんでした。

急性期から退院、在宅まで一人の患者さんに責任を持って診療を行う研修では、思い通りに進まないことも多く、悩むことも多いと思いますが、内科研修も残り2ヶ月、体調に気を付けてがんばって下さいね。

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