学年が上がって、臨床を学んでから再度、実習に来たい(診療所実習)国立大学医学部2年

奨学金制度 南浜診療所

学年が上がって、臨床を学んでから再度、実習に来たい(診療所実習)

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東洋医学に対する興味も強まりました。

今回は、医学部2年生の実習です。

総合診療と東洋医学に興味があり、地域での診療所医療を見学したいとの要望。

来年設立70年を迎える南浜診療所で、地域医療についてと、漢方、鍼灸など東洋医学を活かした診察風景を見学しました。

東洋医学に対する興味も強まりました。

午前中は、外来診療の見学。ベテラン医師(所長)と後期研修医の診察を見学。

「それぞれ、アプローチの仕方が違い、面白いですね。患者さんの言葉を肯定しながら丁寧に、治療のモチベーションを上げるように工夫されている感じがして、勉強になりました。」との感想です。

お昼には、松岡所長と懇談。「南浜診療所での東洋医学を応用した、診察・往診について」「東洋医学と西洋医学」について。
松岡先生からは、「西洋医学をきちんと学んだ上で、西洋医学では対応しにくい症状などについて、東洋医学を用いることで患者さんのためになっている」など、説明を受けました。

現在、南浜診療所には初期研修医の戸村先生が診療所研修中。所内の学習会での戸村医師のレクチャー「溶連菌について」を一緒に聞きました。

最後に、事務長から「南浜診療所」の歴史について

診療所が出来た経緯や、住民と一緒に地域の医療を守った70年の歴史。現在の貧困問題や、高すぎる国民健康保険料、無料低額診療事業の取り組みについて等、千葉民医連の歴史も併せて説明がありました。

〈実習生の感想〉
 今回、一番気になっていた漢方を使用した診療が見学できました。東洋医学は西洋医学では対応しにくい「不定愁訴」などに有効で、家庭医療に適していることなどを教わりました。東洋医学に対する興味も強まり、学年が上がって臨床を学んでからまた見学に来たいです。

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