県内の高校で医療講演会を開催。精神科の困難症例を高校生と一緒に考えました。

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県内の高校で医療講演会を開催。精神科の困難症例を高校生と一緒に考えました。

高校での医師講演会、後期研修医が大活躍。

千葉民医連の医師が県内の高校で講演を行い、高校生と「医師の使命・やりがい」や「地域医療の実際」について考える「医療講演会」。昨年に引き続き、市川高等学校で開催されました。

 

当日は、15名の高校生の参加に加えて、進路指導部等5名の先生方にも参加いただき、講演とディスカッションを行いました。始まる前は、“ディスカッションが盛り上がるかな”と少し心配気味の石川医師。では、実際にどのような様子だったか、ご報告します!

高校での医師講演会、後期研修医が大活躍。

症例報告、ディスカッションの前に用意されたのが、“自分のタイプ分析”の時間。ただのアイスブレイクではありません!ここでまず自分がどんな性格のタイプで、どのようなコミュニケーションが苦手か把握します。これが、後のディスカッションにも役立つという仕組みです。

 また、色々な性格やタイプの患者さんや医師がいるのは当然で、「患者さんの価値観を否定せず大事にする」ことを対話する際には注意することが必要とのアドバイスがありました。

「自分のタイプ分析」で盛り上がり、グループ内が発言しやすいような雰囲気で打ち解けてきた頃に、いよいよ症例検討に入ります。今回は精神疾患を持つ若い方の2つの事例。患者さんの病名は「強迫性障害」「うつ病」と示した上で、「医学的にどのように治療するか」よりも患者さん自身が「何に悩み、何を望んでいるか」を考えるディスカッションを行いました。そして、それに対して医師としてどのようにアプローチできるかが問題となります。

 

2つの症例は、患者さんと患者さんをとりまく環境についても考えを拡げる必要があり、ディスカッション中は学生から石川医師への質問が飛び交いました。精神疾患の患者さんの対応を考えるのが難しい様子でしたが、「患者さんの病気を診るだけでなく、患者さん全体を診て欲しい」という石川医師の伝えたかった思いは、参加学生の感想文にも現れていました。

「患者さんや、そのご家族に寄り添った治療方法を学んだ」「医師はただ診療するだけでなく、患者さんの幸せも考えないといけないとわかった」など。探求心も大きく「自分が病気をしたことがないので、難病を抱えた患者さんの心的状況がわかるテーマを勉強したい」など心強い意見もありました。医学的な治療にとどまらず、患者さんを幸せにするために努力することも医師の仕事であることを学んだ講演となりました。

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