きっかけは、2016年に開催した「医療講演会」。研修医が講師を務めましたが、医学部進学希望の高校生に混じって、看護師・薬剤師・リハビリスタッフを目指す学生さんも多く参加していました。
きっかけは、2016年に開催した「医療講演会」。研修医が講師を務めましたが、医学部進学希望の高校生に混じって、看護師・薬剤師・リハビリスタッフを目指す学生さんも多く参加していました。
今回、看護師・薬剤師・理学療法士の助けも得て、多職種型の医療講演会を初めて開催することが出来ました。また長生高校出身の研修医にとっては、約10年ぶりで母校に凱旋する機会に。
会場は、54名の高校生で熱気一杯。まずはそれぞれの職種から20分ずつ「仕事内容や、日常業務の中で困難を感じる事、仕事のやりがいなど」のお話です。
トップバッターの研修医からは、「研修は大変なことも多いが、患者さんに感謝されることも多く、やりがいのある仕事。」「医師を目指すと決意してがんばれば、きっと夢はかないます」と、自身の高校時代のエピソードや受験のアドバイスなど、高校生にとっても身近な話となりました。
続いて、これも志望する高校生の多い「看護師」について、看護師長からのお話
産婦人科病棟勤務時代に体験した、対応の難しかった患者さん・妊婦さんの症例から、看護師の仕事の困難さややりがいについて。高校生の感想文にも看護師さんの「向き不向きではなく、どれだけ強く自分が医療者になりたいと思うかが大事」という言葉が心に残ったとの声が多く寄せられました。
つづいては、ベテラン薬剤師。今回志望者が28名と中でも一番の人気職種です。
日常の薬剤師業務や、医師と薬剤師の関係性、チーム医療の中での薬剤師の役割などからスタートし、大学のカリキュラムや国家試験まで幅広いお話です。
感想文にも「薬剤師の仕事はほんの少ししかないと思っていましたが、多岐に渡ることを知ることが出来ました。」と参加した高校生にとっても満足のいく内容だったのではないでしょうか?
とりを飾ったのは理学療法士
自分の子どものころの経験からリハビリ、特に障がい児リハビリテーションに携わる理学療法士を目指したこと、リハビリスタッフの仕事内容や役割について、とても分かり易いお話でした。感想文に「理学療法士さんのお話が一番分かり易かった」「今まで全く知らなかったけれど、理学療法士という進路も考えてみたい」という内容が一番多かった事からも、高校生が改めて興味を持ってくれたことがうかがえました。
その後は各職種にわかれて教室で分散会。薬剤師28名、看護師16名、医師10名の参加で、個別に沢山の質問が出されました。
また、各分散会終了後に、改めてリハビリに興味を持った高校生と理学療法士の懇談会も開催。高校生の進路についての興味や関心が、ある特定の職種に限定されているわけではなく多岐に及ぶこと、現場の生の声を聞きたいという期待が十分に感じられる講演会となりました。
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