去る3月14日、県立千葉高等学校にて石川敬一医師による医師志望生徒さん向けの講演会が開催されました。
県立千葉高校での2年生の方向けの医師講演会は今回で3年連続となりました。今回は23名の生徒さんが参加され、これからの医師に求められる力とは何か、そして患者さんと関わる中でどんなことを検討する必要があるかなど、グループワークと発表、石川医師のフィードバックなど非常に充実した内容で参加生徒の満足度も高い企画となりました!
まずは石川医師より、自身のこれまでの経歴とAIの発展・医療への活用についてスライドを用いながらお話ししてもらいました。そこから「AIが発達する中で医師には何が求められるか?」という視点で、石川医師が経験した患者さんの事例に基づきながらグループディスカッションに入ります。
ディスカッションでは、患者さん本人の主訴や症状だけでなく、本人を取り巻くご家族の状況や本人との関係性など、「医師がどこまで踏み込んで関われるか」と段々と議論が深まっていきました。感想文から意見を抜粋してご紹介します。
・複数で考えることで自分にはない意見に気づき、集団で考える大切さが分かった。(多数)
・問題解決型学習、集団でのディスカッションが面白かった。(多数)
・患者だけでなく家族や周囲に配慮すること、向き合うことの大切さを知られた。(多数)
・人に寄り添えるようになりたい。(多数)
・AIが発展する中で、医師に何が求められるか考えるきっかけになった。
・医師が家庭のことなどここまで介入することに驚いた。
・医師は知識だけでなく人間性が重要だと思った。
各グループで旺盛なディスカッションがあり、医療者が患者さんにどこまで、どのように関わることが求められるのかを考えられる講演会で、参加者の生徒さんの満足度も高い企画となりました。