それぞれ、退院の対応や新入院患者さんの対応も増え、忙しさも増してきている1年目初期研修医。病棟業務の間を縫って「プライマリケア講義」も続きます。
それぞれ、退院の対応や新入院患者さんの対応も増え、忙しさも増してきている1年目初期研修医。病棟業務の間を縫って「プライマリケア講義」も続きます。
今回は、「リハビリテーションについて」 リハ科専攻医の先輩から講義がありました。2年間で、一人ひとりの患者さんに責任を持てる「主治医としての能力」の獲得を目標の一つとしている千葉民医連 船橋二和病院の初期研修には不可欠な診療科です。
地域の病院では、「入院での薬物治療が必要」「食事が食べられない」「酸素投与が必要」などの理由と並び「筋力や体力低下などで、在宅での生活困難」「独居など自宅での生活が破綻していること」なども、退院困難の理由となり、適切で速やかなリハビリテーション介入が大切です。
独居で病前ADLは屋内自律という、高齢男性が誤嚥性肺炎で入院、数日間の絶食、抗生剤治療で解熱も、移動時のふらつきと、簡単な動作でも疲れてしまうという状態が残りました。
このような患者さんに、
「このまま退院して大丈夫?」「家での食事は?」「日常生活を無事に送れるか?」など、生活や背景まで含んではじめて患者全体のアセスメントと言えるのではないか?診療以外の問題も初期研修医のうちに診る習慣を付けた方が良いとのアドバイスです
他にも、嚥下機能評価・薬剤性パーキソニズム・介護保険・脳梗塞の対応と、説明は多岐に及びました。
受講した初期研修からは「患者さんの背景まで見てマネジメントを心がけて下さい」「主治医の役割とはその人が安心、安全に生活できるまで支援を続けることだと考えています」「治療と並行して、在宅で生活できるのか?不便はないのかといった視点を持って考えて下さい」との言葉が印象に残りました、との感想がありました。
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