千葉民医連、船橋二和病院では、毎年この時期に、各職種の職員と地域の「健康友の会」の会員さんが一緒に、地域の80歳以上の高齢者を訪問。長寿をお祝いしながら健康状態や生活の困り事などの相談活動を行っています。
千葉民医連、船橋二和病院では、毎年この時期に、各職種の職員と地域の「健康友の会」の会員さんが一緒に、地域の80歳以上の高齢者を訪問。長寿をお祝いしながら健康状態や生活の困り事などの相談活動を行っています。
研修医も自分が担当している地域で、患者さんや地域の方の生活状況を知り、医師や医療機関へ期待することをお聞きする目的でご自宅にうかがいます。この日は、職員・地域の方36名で各地域を訪問。看護部からは主任会議の時間を利用して多くの看護さんが参加していました。
この日、特に目立ったのは認知症症状があるものの独居生活を余儀なくされている高齢者と、家族の介護のため離職せざるを得るかった中高年の男性です。あるケースでは、寝たきりの母親(90代後半)を、足が不自由で車椅子の息子さん(70代)が介護している二人暮らしの世帯。また、50代の男性は「脳血管疾患後遺症の母親を介護するために、運送業を離職することになった」「持ち家があるため生活保護は受けられず先が見えない」と、深刻な状況が分かりました。
初期研修医と地域の役員さん行ったでは、比較的元気な方が多く「関節痛や歩きにくさ以外は、あまり困り事は無い」という方がほとんどでした。
研修医からは「お元気そうでしたが、独居や高齢者2人暮らしの世帯がほとんどで、この先、年齢を重ねたときに住み慣れた地域で生活していけるのか不安を感じました。」「役員さんが声をかけるとほとんど顔見知りで、二和病院と地域の近さを感じると同時に、地域社会とのつながりが余り持てていない男性の方が多かったことが印象に残りました。」との感想です
訪問活動で、専門職の対応や友の会会員さんからの声かけが必要と感じられた方については、介護保険申請をお勧めしたり、地域の方にお願いして声をかけてもらうなど縁が切れないように見守りとフォローをつづけています。
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