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船橋二和病院 初期研修 医学生

本日の初期研修医「プライマリケア講義」総合診療、臨床推論の一般から皮膚科まで

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コモンな疾患の臨床講義が始まりました

1年目初期研修医の「プライマリケア講義」が本格的に始まりました。多職種の体験や、手技の練習と併せて船橋二和病院で一般的にみられる疾病の学習も行っています。
この日は感染対策チームの「手指衛生、感染対策の実践と講義」からスタート。

コモンな疾患の臨床講義が始まりました

二和病院の様な市中病院では「非典型的なコモンディジーズ」が最も難しい

続いて総合診療科の医師から「臨床推論一般」について

 

「直感的思考」と「分析的思考」を使い分けることが大切というお話です。救急外来などで患者さんが多く、素早い対応が求められるケースでは、直感的思考も大切だが、一方に偏ることはエラーの原因になる。認知バイアスを例にとって、「最初に想起した診断を引きずってしまうミスは、誰にでも起こりうること」など経験談を交えてのアドバイスです。

二和病院の様な市中病院では「非典型的なコモンディジーズ」が最も難しい

加えて、「疲労」「多忙」「陰性感情」など診断エラーの起こりやすい状況の解説や「解剖学的アプローチ」「フレームワーク」の説明。また、二和病院の様な市中病院では「非典型的なコモンディジーズ」が最も難しい、と解説がありました。

 

最後は、実際の症例をもとに臨床推論の実践的な講義もあり、2時間の学習となりました。

高齢者医療について

また、翌日は「高齢者診療」について学びました。CGA(包括的高齢者機能評価)の概略を理解し、臨床に応用することが目標です。「入院時にCGAを実施された患者は1年後の死亡率が有意に低下し、自宅生活率が有意に多くなった」というエビデンスが紹介され、CGAをカルテにまとめることで、もれなく把握でき、多職種間で患者さんの把握が可能になる、という説明がありました。

高齢者医療について

「呼吸器、レントゲン読影」「皮膚科」「肺炎」「循環器」など疾病についてもレクチャーが行われており、今後「外科、創傷処置」「眼科」「耳鼻科」など、実際の病棟研修を行いながら、プライマリケア講義を続けていきます。

4月27日の病棟配属を目指して、がんばってください!

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