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船橋二和病院 初期研修 医学生

本日の初期研修医「救急外来症例カンファレンス」スタートの巻

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船橋二和病院で初期研修をスタートした1年目研修医5名。病棟での受け持ち患者もじょじょに増え、指導医に相談しながら忙しそうに研修する様子が見られるようになりました。

 

 「救急カンファレンス」も1年目医師が参加し、賑やかに再スタート。カンファレンスでは、研修医と若手医師が、それぞれに救急外来で経験した症例を持ち寄って、診察から鑑別、治療まで教訓的な内容を共有します。

本日は、2年目研修医が救急外来で経験した症例。
下腹部・胃痛・嘔吐で搬送された未成年の症例です。

まずは、症状のみから鑑別診断を上げ、身体所見などを確認しながら診断を詰めていきます。

1年目研修医からは「痛みの部位や移動」「急性発症か?」「血便や吐血は伴っているか?」「痛みの増強はあるか?」など、随伴症状に関する質問が次々だされました。

その後、検査やCTの結果から診断を確認しました。

同席した上級医からは、腹痛はまず痛みの特徴を確認することが必要で、「OPQRST」が大切(O:Onset 発症様式/P:Provocative/ Palliative 増悪・寛解因子/Q: Quantity/ Quality 痛みの性質・程度/R: Region/ Radiation/ Related symptoms 部位・放散痛・関連(随伴)症状/S: Severity/vital Signs 重症度/T: Time course/Treatment 経過/それまでに行った治療)とのアドバイスがありました。

また、鑑別診断後の治療についても、ディスカッションし、1時間以上に及ぶカンファレンスは終了となりました。

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