初期研修医の内科病棟での患者受け持ちがスタートしました。船橋二和病院では、指導医や病棟でのカンファレンスとは別に、毎週「研修医カンファレンス」と称し、5名研修医と上級医、指導医でカンファレンスを行っています。
研修についての不安や治療方針などの悩みを聞く目的もありますが、上級医や多職種スタッフに受け持ち患者の状況、プロブレムなども客観的に分かりやすく伝える練習でもあります。
初期研修医の内科病棟での患者受け持ちがスタートしました。船橋二和病院では、指導医や病棟でのカンファレンスとは別に、毎週「研修医カンファレンス」と称し、5名研修医と上級医、指導医でカンファレンスを行っています。
研修についての不安や治療方針などの悩みを聞く目的もありますが、上級医や多職種スタッフに受け持ち患者の状況、プロブレムなども客観的に分かりやすく伝える練習でもあります。
5月20日は2回目のカンファレンス。冒頭では、指導医の宮原医師からタイムマネジメントの大切さについてお話がありました。各研修医の受け持ち患者数などを確認しながら「実際に患者さんを受け持つと、急変など予期しない事も多くストレスがかかると思う」「医師の仕事は予期しない事への対応がほとんどなどで悩みがあったら、上級医や指導医になんでも相談してほしい」「同時に、書類や退院時サマリなど、緊急性が無いが重要で締め切りのある仕事が疎かになるので、作業時間を決めて取り組むと良い」とのアドバイスです。
その後は受け持ち患者さんについてプレゼンとディスカッションを行います。今回は「間質性肺炎」「薬剤性肝炎」「足底潰瘍が原因の体動困難」「総胆管結石による胆管炎」「悪性新生物のターミナル」など多岐に及びました。
「数か月に及ぶ下肢の麻痺、痺れ、体動困難」で入院された患者さんは、装具の圧痛とずれが原因の潰瘍が体動困難の原因と判断し、現在リハビリ中です。数か月の帯同困難が原因でADLが悪化しており、今回の治療で重要な事は「入院前のADLに戻ることが出来るのかを判断して、積極的にリハビリを行ってもらう事」とのアドバイスがありました。
また、「プロブレムが多い患者さんはプロブレム毎にまとめて経過を追う」「既往症についての記述は、発症時期を明確にすること」「時系列にそってプロブレムリストを作り、経過を確認すると分かりやすくなる」など、プレゼンに対するアドバイスもだされました。
参加した研修医からは「宮原医師や同期のチェックやアドバイスが良かった」「学生での実習とはアセスメントや治療の具体化など全く違うことを実感」「患者さん一人の受け持ちで大変、何人も診られるのかな」「ほかの研修医の症例からも学ぶことも多い」と期待あり不安ありの感想が。
まだまだ、研修が始まったばかりですがフレッシュな研修医の活躍に期待です。
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