3月は2つの高校で医師志望生徒さん向けのオンライン医療講演会が開催されました。
3月は2つの高校で医師志望生徒さん向けのオンライン医療講演会が開催されました。
3月11日は、今回で5年連続開催の県立千葉高校。12名の生徒さんが参加しました。県立千葉高校OGで船橋二和病院産婦人科医の戸村医師から、患者さんと関わっていくにあたり大事にしていることや、ワークライフバランス・女性医師としてのキャリアのお話などがあり、具体的に医師の仕事がイメージしやすく参加生徒さんたちにとっても満足度高い企画となりました。
また、社会的ハイリスクを抱えた妊婦さんの実際の症例を数例取り上げ、どういった点に課題があるかを高校生と一緒に考えながら、医師として大事な視点を学ぶ機会になりました。
参加した高校生からは
「医師は患者さんの病気を見て治すというイメージがあったけれど、それだけでなく生活状況なども見て対処していくというのを知り勉強になりました」「近自分が医師になるというのを現実的に考えた時に、自分自身の結婚や出産について不安に思っているところがあったので、実際に先生のお話を聞いて、少しその不安が和らぎました」「すごく分かりやすく気楽に聞けて、また参加したいと思いました」などの感想が寄せられました。
翌週3月18日には、市川高校の講演会を開催しました。コロナ禍にて中止となった年もありましたが、2016年から継続的に開催しています。今回は船橋二和病院リハビリテーション科の佐久間医師より、実際にあった症例をベースに、社会的に難しい問題を抱えた患者さんの正解が不明確な問題に対し、自分たちならどうするかグループに分かれ高校生同士でディスカッションを行いました。
各グループで旺盛なディスカッションがあり、講演後も高校生から次々と質問が出されていました。
参加した高校生からは
「医療における多職種の職員との連携の重要性や不明瞭な問題を扱う難しさなど、多くのことを学ぶことができました」
「医師としての患者に対する姿勢や、患者の社会的背景と環境を考慮した上での医療の提供方法等についてのお話を聞かせていただけてとても勉強になりました」
「医療倫理をただ学ぶだけでなく、体験したような講義だったので、身に付いたような実感を得ました」などの反応がありました。
今後もこうした企画を通じ、医師を目指す高校生の皆さんの将来を応援できたらと思います。
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