今年も3月18日（金）と3月29日（火）に医系学生の合格を祝う会、“Welcome Fest”をZoomで開催しました！
今回は18日の模様をご紹介します。
この日は医学部合格者1名、看護合格者2名に加えて看護の先輩学生1名の合計4名の学生さんにご参加いただきました。
冒頭の自己紹介の中では「大切にしているもの」を発表していただきました。皆さんのそれぞれ大切にしているものから人柄が伺えるようでした。
自己紹介が終わり、今回のメインである事例検討に移りました。この日は研修医の小黒医師に事例提供いただきました。BPSモデル※について説明したのち「この患者さんはどんな問題を抱えていると思いますか？」と参加者に問いかけました。
まとめとして小黒医師は「身体だけ見ればいいわけではない。その背景を考えることも大事」「患者さんの抱えるプロブレムは医師だけで解決しなければいけないわけではない。多職種と連携して、それぞれの得意分野を発揮していくことがチーム医療の1つのあり方」と話されました。
患者さんの身体的な面だけでなく、心理的、社会的な視点から困っていることや解決すべき問題がないかを考える大切さを感じられるお話しでした。
その後は学部別に分かれて懇談を実施。医学部に入学される方より小黒医師に「どのように勉強をすればよいですか？」「プレッシャーのかかる仕事だと思いますがどのように対処していますか？」などの質問が出され、小黒医師よりお答えいただきました。
参加者からは「小黒先生のBPSモデルのお話が印象に残った。生物的に病気を治すだけでなく、心理的・社会的に悪化させない基盤づくりをチームで行っていて、医療は奥深く大変なものだと感じた」「思ったよりも症状の数が多く難しいものだと感じた」などの感想が寄せられました。
千葉民医連では今後も新歓企画を開催予定です。興味のある方は是非お気軽にご参加ください！
※BPSモデル：その人が置かれている状況を身体（生物）的(Bio)、心理的(Psycho)、社会的(Social)といった3つの側面から分析しようという考え方。
