千葉民医連では医学部を目指す高校生さん向けに医療講演会を開催しています。市川学園高校では毎年恒例となり、今回で9回目の開催となりました。
千葉民医連では医学部を目指す高校生さん向けに医療講演会を開催しています。市川学園高校では毎年恒例となり、今回で9回目の開催となりました。
講師は船橋二和病院リハビリテーション科の佐久間医師。実際に受け持った症例をもとに、もし自分が医療者だったらどうするか、治療方針を決めるにあたって生じている問題点は何か、どういった点に考慮するかなど、グループワーク形式で高校生に考えてもらいました。
難しいな~と悩みながらも、想像以上に鋭い意見をたくさん出す高校生たち。
グループワークはとても盛り上がりました。
「医療現場で生じるさまざまな問題の中で、医療(治療)の問題はもちろんですが、それ以外の問題が複雑なケースが多い」と佐久間医師。
BPSモデル(※その人が置かれている状況を身体的(Bio),心理的(Psycho),社会的(Social)
の3つの側面から分析しようという考え方)や多職種との連携の重要性について、また治療方針を決定する際どこで折り合いをつけるのか等の話から、医療現場の現実を伝えました。
参加した高校生からは、
・医師という職業は大変ながらもやりがいのある仕事だと感じました。
・私も多角的な視点を持ち関連するお仕事の方や患者さんから信頼される誠実な医師になりたいです。
・答えのない問題に対して最終的な決定権を持つのは患者本人か家族というところが大事だと思いました。
・医師一人でなく色々な職業の方と協力することが大事だと知りました。
・医師の仕事は身体を治癒するだけでなく精神や社会の問題にも向き合わなければならないということをより実感しました。
・ドラマや映画では描かれない医療現場のリアルを知ることができて良かったです。
などの感想が寄せられました。
講演後には「医師体験参加したことあります!また参加します」などと嬉しい声をかけてくれる生徒さんもいました。
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