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「医学生のつどい」に全国から128名が参加。「いのちの平等」について学習しました。

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次回「医学生のつどい」開催は2022年3月です。

船橋二和病院も所属する「全日本民医連」では、全国規模の企画として「医学生のつどい」を毎年開催しています。

 

「医学生のつどい」とは、全国の医学生を対象とした学習交流会です。医療に影響を与える社会問題について、医療者に求められる事をディスカッションし、自分の医師像を深める学習会です。また、全国から集まる医学生が大学や学年を越えて交流する機会でもあります。

民医連では全国規模の企画として「医学生のつどい」を毎年開催しています。

次回「医学生のつどい」開催は2022年3月です。

2021年10月9日「いのちの平等」をテーマに民医連のメディカルソーシャルワーカー(以下MSW)さんの講演を聞き、みんなでディスカッションを行いました。

 

MSWとは医療機関において、社会福祉の立場から患者やその家族が抱える経済的・心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行っています。また、全ての患者さんが尊重され、人権を守られ、一人ひとりが幸福な人生を送るために、社会問題や制度に対して直接的な働きかけを行っている職種でもあります。

当日は、コロナ禍で失業、所得が減ったケースや、そもそもの貧困が原因で治療をためらい、重症化して救急搬送された実際のケースが紹介されました。


原因としては、「コロナ禍で、生活困窮者向け制度は、収入・資産・求職などの要件ハードルが高く役割を果たしていない。」「生活保護も受給条件が厳しく、利用しやすい制度ではない。また生活保護制度に対する差別や偏見も大きく、自己責任論や社会的排除の思想が根深い。」などの日本の社会保障の問題点が話されました。

全国企画に先立ち、千葉民医連でも「いのちの選別」をテーマに、医師やMSWからお話を聞き、ディスカッションを行う「事前学習会」を開催しました。

医師からは、第5波の最中にコロナ病棟で実際に起こっていた「いのちの選別」について実際の事例を取り上げた内容、MSWからは、「自己責任論という放任が最大の選別であること」「医療や福祉の商品化の中で社会保障制度からこぼれ落ちてしまう人がどんどん増えていて、それが医療崩壊につながっている」などのお話がありました。

参加した医学生からは「今回の医療崩壊に対して、事実に基づいて、しっかり振り返りと反省を行い、二度と繰り返さないこと」「社会保障に自己責任論が持ち込まれると、今後、助けられない人が増えると思う。現場から声を上げる必要がある」など、医療者に求められることについて、様々な意見が出されました。

次回「医学生のつどい」は3月下旬を予定しています。医学生なら誰でも参加可能です!

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