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本日の研修医 地域を支える南浜診療所の多職種カンファ

地域を支える南浜療所の多職種カンファレンス

地域を支える南浜療所の多職種カンファレンス

毎週火曜日に行われている南浜診療所のカンファレンスは、さまざまな人と連携し患者のその後の生活までを考えた“地域を支えるカンファレンス”です。医師・看護師・SW・薬剤師・事務に加え、今回は実習生1名も参加し15名前後の職員が集まりました。

それぞれの職種の視点からの報告、意見の交換が活発に交わされます。

 

参加している職員は皆、一度診察にきている患者であればその患者に対して共通の認識をもっており、「次に来院した際はこのように対応したほうがよい」「おそらくこの人ならばこうした要望を言ってくるだろう」など性格的な面や生活背景を捉えたうえでの意見が多く出ました。患者という枠をこえ個人ひとりひとりと丁寧に向き合っている普段の姿勢が垣間見えたようでした。

 

カンファレンス後には、研修医の堀坂医師から南浜診療所研修のまとめ報告として、往診で印象に残った患者さんをランキング形式に発表し、研修全体を振り返りました。

 

(紹介された患者さん)

散乱した部屋に引きこもりがちで偏った食生活をなかなか改善しようとしない糖尿病

のおじいちゃん 

ヘルパー介入にまで支援も進み、少しずつ風穴を開けていけば、社会との関わりが生まれ新たな行動変革が起きるかもしれないと今後の変化に期待すると同時に、ゴールがどこであるのか本人の思いとの摺り合わせをしていくことが大事であるとのお話しがありました。                                                          

 

脳梗塞後遺症があるお孫さんが介護をしている認知症のおばあちゃん

少しでも診察しようとすると嫌がり、酸素飽和度すら測ることができなかった患者さん。

しかし誰が対応しても拒否をするというわけではなく、足湯などでコミュニケーションをはかってからであれば受け入れてくださるとの訪問看護師からの助言をきき、こちら側がどういった姿勢で対応するか往診の重要性を感じたという事例でした。

 

傾いた家に暮らし続けるアルコール依存症のおじいちゃん

人が暮らしているとは思えないほどの生活環境の中暮らしている患者さん。

10針縫うほどの怪我をした際には訪看、訪問薬剤師、往診の丁寧なケアで綺麗に治ったというエピソードからも、地域全体で関わりをもち支えていることが感じられます。

「温かい地域をつくるのは温かい人の心から」という標語のような言葉が浮かんでくるような研修だったと堀坂医師より。

 

実習生からは、「大学で学んでいる多職種での情報共有の現場を見ることができて良かった。

多くの職種の方がそれぞれの視点で気になった患者さんについて話すことで全体の共有が

できていて、これこそがチーム医療だと実感できました」との声がきかれました。

現場でしか感じることのできないものを肌で感じ、貴重な体験となりました。

 

ご協力ありがとうございました。

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