毎回ブログでお伝えしている「初期研修医のこころに残った患者さん発表会」。今回は、1年目研修医5名全員が4月下旬から9月初旬までローテーションしていた導入期の内科研修です。
4月に右も左も分からない状況で初期研修をスタートし4カ月が経ちました。その間に受け持った患者さんの中で、それぞれの研修医が「最も心に残った患者さんにどのように寄り添ったか」を報告します。
毎回ブログでお伝えしている「初期研修医のこころに残った患者さん発表会」。今回は、1年目研修医5名全員が4月下旬から9月初旬までローテーションしていた導入期の内科研修です。
4月に右も左も分からない状況で初期研修をスタートし4カ月が経ちました。その間に受け持った患者さんの中で、それぞれの研修医が「最も心に残った患者さんにどのように寄り添ったか」を報告します。
糖尿病の内服で体重が大きく減少したため自己判断で休薬。その後、閉塞性黄疸が疑われたため入院となり、CTでは、自己免疫性膵炎及び硬化性胆管炎が疑われました。病理診断の結果「IgG4関連自己免疫性膵炎」との診断となりました。
治療としては副腎皮質ステロイド薬内服が中心となりますが、糖尿病もあり、ステロイドの副作用として血糖値の上昇があるため、専門医と相談し血糖コントロールを行いながら慎重に治療をおこないました。
「自己判断で治療を止めてしまう患者さんがおり、原因としては、①自分の病気に対する理解不足②治療の必要性を理解できていない③異変が起きた時に相談できない患者さんがいることを知りました。」「医師として患者さんの理解度を把握しながらしっかりと説明をすることが大事と実感しました。」との感想です。
また、内科導入期研修を通じて「医師として初めて臨床に携わり、いろいろなことを学ぶことが出来ました。特に私は難病と分類されるような疾患を多く学ぶ機会をいただきました」と謝辞がありました
指導医からは「研修の中で成人STILL病や、ANCA関連血管炎なども経験してもらえ、ステロイド投与に関しては、一定の水準まで学んでもらえたのではないか」とのまとめがありました。
今月からは外科研修にローテーション変更になりますが、がんばってください!
前回の産婦人科研修まとめ記事もどうぞ!
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