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船橋二和病院 初期研修 医学生

「本日の研修医」地域の高齢者さんを訪問。医師が地域に出て行く事の重要性を実感。

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診察室の外や地域の方の生活の場でここまで、ゆっくり深くお話を聞くことは少ないので、悩みを聞く事ができて勉強になりました

千葉民医連、船橋二和病院では、毎年この時期に、各職種の職員と地域の「健康友の会」の会員さんが一緒に、地域の高齢者を訪問して、健康状態や生活の困り事などの相談活動を行っています。

 

 研修医も自分が担当している地域で、患者さんや地域の方の生活状況を知り、医師や医療機関へ期待することをお聞きする目的でご自宅にうかがいます。

 

 この日は1年目研修医が医局事務職員と一緒に団地を訪問。

この団地は築50年を目前に建て替えが行われており、健康問題と合わせて住宅問題も話題に上がりました。

診察室の外や地域の方の生活の場でここまで、ゆっくり深くお話を聞くことは少ないので、悩みを聞く事ができて勉強になりました

具体的には、賃貸で住んでいた人の家賃が上がったため、退去せざるを得ず、昔からの知り合いが減ってしまった。コミュニティーが壊れてしまったなどの声がありました。他にも、家族の認知症が進み、日中独居のため内服の管理が難しいなどの相談がありました。

 

参加した研修医からは「診察室の外や地域の方の生活の場でここまで、ゆっくり深くお話を聞くことは少ないので、悩みを聞く事ができて勉強になりました。」「自分の知識や経験では解決出来ないことも多く、多職種の力や地域の方の力も借りることや、医師が地域に出て行くことの意義を実感する事ができました」と感想がありました。

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